小学生の頃からだから眼鏡人生はもう40年近くになるのかぁ。
50歳を前にして、そんな私の眼鏡人生に変化が起きている。
私は左右共に裸眼視力0.1以下といういわゆる超ド近眼。眼鏡と共に生きてきた。
私は裸眼での、ぼやけた世界が怖くてたまらないタイプだから眠っている時と入浴時以外は決して眼鏡を外さない生活だった。夜中に目が覚めてトイレに行くときも必ず眼鏡をかける、眼鏡の無い生活など考えられなかった。
例えば冬の八ヶ岳界隈での暮らしでは屋外と屋内の気温差が激しくて、屋内に入った途端眼鏡は曇ってしまうのだが、私は曇っている眼鏡をきっちり拭いてかけ直してから動き始める。眼鏡を拭いている最中は眼鏡を外しているわけで、その最中は決して一歩たりとも動かない。
それくらい、ぼんやりした世界が怖かった。
多分、眼鏡をかけた時と外している時の視力の差が激し過ぎて、私にとって眼鏡をかけないぼんやりとした世界というのは恐怖以外の何ものでもなかったのだと思う。
まぁ結局はビビりってことだけなのですが😓
ところがそんなぼんやり空間恐怖症の私が最近、眼鏡をかけずに動くことが増えてきた😮
まず、夜中トイレに起きる時、眼鏡をかけなくなった。
そして朝起きて顔を洗い着替えを済ませるまでの一連の動きを裸眼でするようになったんです。
ぼんやりした感じが心地好くなったというか、凄く楽に感じるようになったんです。
なぜだろう…。
ぼんやりした世界に以前ほど恐怖を感じなくなってきたんですよね。
そして気付きました。
老眼のせいではないか、と。
数年前から焦点が合わないような、よく見えないなぁと感じることが増えていました。でも眼鏡を作り直そうと検査をすると今の眼鏡でも視力は十分という結果で…漠然とこれが老眼というものかなぁと思っていました。
でも眼鏡をかけてもよく見えなくなってきたことにより、眼鏡をかけた時と裸眼の時の視力の差が縮まりました。
その結果ぼんやりした景色、はっきり見えないということに自分が慣れてきたのではないかと思うのです。
さらに老眼は近眼の私でも細かいものは眼鏡をかけたまま距離を離すか、眼鏡を外して物凄く近くで見るかした方がはっきり見えるように変化させました。
特にスマホは裸眼で物凄く近くで見るのが一番よく見えます。
「どれくらい近く?」聞く夫に「これくらい」と、実演して見せると「ひいぇ~」と驚きますが(笑)
そして今日はなんと読書も裸眼でしたのです。もちろん、長時間は疲れてしまうので少しの時間ですが。
でも布団の中で凄く近づけて本を読んでいたら、まさに文字が目に飛び込んでくる感じでいつもより文字が躍動して感じられ、ぐっと集中できた。
裸眼での読書なんて眼鏡前夜以来…40年ぶりだ。
自分にこんな日が来るとは正直言って驚きです、老眼…私も人間だったかぁ(笑)
これからどんどん心身の変化が出てくるんだろうな。
でも前に90歳のおばあちゃんが言ってた「私だって初めて90歳になったんだから」と。
その歳、その時になってみなければ分からない事ってたくさんあるのだと思う。
明日の自分は常に初めての自分、軽やかにいきたいと思う。
本日も最後まで読んで下さりありがとうございました。
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